8月6日 平和式典の鳩
2023年8月6日、78回目の原爆の日に今年も平和祈念式典が行われた。松井市長の平和宣言が終わると鳩が放たれ、一斉に飛び立った。そして「平和への誓い」と式典は続いた。放鳩(ほうきゅう)は1947年の「第1回平和祭」で平和の象徴として10羽を放ったのが始まり。ピーク時の2000年前後は1500羽、近年は500羽。今年は250羽が平和公園の空に放たれた。市民活動推進課は「平和の象徴のハトを多く放つことで印象深い式典になる。今後もできる限り続けたい」としている。
この放鳩に以前に地御前からもボランティア参加された鳩の飼い主がおられる。近くを通りかかった時などに十数羽が空を元気に飛んでいる光景を見かける。そのことをどこかで知って以来「平和式典の空を飛んだ鳩が地御前を飛んでいるんだなあ」とふと思う。平和の象徴として、平和式典の祈りを日常生活で思い起こさせてくれている。自分の住んでいる街の空をこの鳩が飛んでいるのを見るたびに、これからも平和への敬虔な気持ちをささやかながら捧げたい。