地御前の空を飛翔する鳩たち
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鳩が平和の象徴とされるのは、旧約聖書の「ノアの方舟」の物語が由来とされています。 大洪水の後、ノアが放った鳩がオリーブの葉をくわえて戻ってきたことが、洪水が終わったこと、つまり神の怒りが収まり平和が訪れたことを示す象徴とされました。
鳩が平和の象徴となった背景には、以下の理由があります:
- 穏やかな性質で、他の鳥と比べて攻撃性が低いこと
- 帰巣本能があり、ノアの方舟の物語で重要な役割を果たしたこと
- キリスト教において、神の祝福や聖霊の象徴とされていること
- 白い鳩とオリーブの枝の組み合わせが、文化や言語を超えて理解できる普遍的なシンボルであること
また、1949年にパリで開かれた世界平和擁護会議で、パブロ・ピカソが鳩の絵をポスターに使用したことが、鳩が平和の象徴として世界的に広まるきっかけとなりました。
日本では、鳩は古来より武運の神である八幡神の使いとされています。
愛鳩家の鳩たちが元気に仲良く翔んでいる姿を見るたびに、悲惨な戦争を乗り越えて今の暮らしがあることへの感謝や、今も世界では紛争・戦争があることを思い出して祈りの気持ちになります。