地御前神社境内の落ち葉Deアート
通学路の見守りを始めて11年、トイレ奉行として3年。通学・通勤で通る人にとって、郷土文化保存会の崎村さんはすっかり地御前神社境内の朝の顔だ。境内のイチョウの落ち葉でハート型を作ったのは去年からの思いつき。
通行手形がわりのいつもの「元気出しジャンケン」の他に、今朝はクイズが加わった。昨年もあったハート型の他に、もう一つ描いてある落ち葉アートを前に「ん〜」と考える子どもたち。間違った答えをしては申し訳ないと一生懸命に考えている。やがて「くま!」「たぬき!」「ネズミ?」「ミッキーマウス?」「リス?(私の回答)」といろんな回答が出る。面白い。崎村さん、さて正解は?「ミッキーマウス!」
プチ遊園地気分を楽しんで「いってきま〜す。」「いってらっしゃ〜い」と互いに手を振った。いつの間にかお社の大きな檜皮葺屋根の棟に1羽のアオサギがとまって遠くを見ていた。
この光景に童謡「たきび」を思い出す。ダイオキシンやら煙が近所迷惑になるやらで焚き火もめったに見なくなった今日この頃。落ち葉で焚き火ならぬ落ち葉でアート。自然を楽しみ、季節の移ろいを味わう通学路のコミュニケーションは、地御前神社の素敵な朝の光景。