10月13日 地御前の秋祭り

地御前シニアクラブ連合会,活動報告,郷土文化保存会

令和6年10月13日(日)、地御前の秋祭りが行われました。「じごぜんひろば」の記事を書こうと思っていて、都合がついたので全部見にゆきました。顔ぶれも場所も規模も、それぞれに応じて続けられていることがすごいと思いました。
朝8時から子ども神輿(俵もみ)、午後1時から大歳神社祭事と神輿、午後5時から稲荷神社祭事、午後6時から八つ面神社祭事が行われました。どの神社の祭事でも、地域の人たちに変わらぬ自然の恵みがもたらされるようにという祝詞が奏上されました。地域を護る鎮守の杜ですが、それをまた守っている人たちがいて、護り護られて普通の暮らしが続けられているのだなぁとつくづく思いました。
港町町内会、港町子ども会が子ども神輿(俵もみ)をしました。地御前の暮らしの中から唄い継がれてきた民謡に、子どもたちも合いの手を入れながら町内を廻りました。唄出しできる人は少なくなっていて、地御前郷土文化保存会の方々が助けてくださいました。写真は港町の海辺で、宮島がくっきりと見えています。ゴールの漁協までもう少しのところです。3度の休憩を挟みながらではありましたが、3時間近く経っていたので低学年の子どもたちはリタイヤし、大人に代わっています。昔は町内会毎に俵もみを行っていましたが、現在では港町と金剛寺が交互に俵もみを行うのみになっています。昔はワルが受け持っていた怖~い「ハナ」も今はとても行儀正しく祭の盛り上げ役を果たしています。
飯田宮司さんによる祝詞の後、ご神体を神輿におさめて出発しました。
今市稲荷神社の下で再度祝詞を奏上した後、大歳神社へ引き返している所。今は先頭の軽トラックから雅楽を流していますが、昔は当然生演奏の雅楽が一緒に歩いていました。自治会の吉本会長は神輿の行列で笙(しょう)を吹いておられたそうです。
今市稲荷神社での祭礼の様子。参加者ひとりひとりが玉串(たまぐし)を奉奠(ほうてん)しました。玉はもともと魂(たましい)を意味し、串はつながりを表しているとのこと。私たちの祈念が魂によって神さまとつながることを象徴しています。(飯田宮司さんより)
この日の最後は八つ面神社での祭礼。今もごく少人数に方々によって守られています。お世話をして下さる方やご家族をはじめ、こうして集う方々、他の皆さんの安寧を願う気持ちが自然と湧いてきます。
今日は何キロ歩いたでしょう。。。お疲れ様でした。