地御前小学校創立150周年記念式典

活動報告,郷土文化保存会

地御前小学校創立150周年記念式典に参加しました。11月28日(火)に行われたこの記念式典は地御前小学校の学習行事で、地御前小学校生徒と教職員で行われました。そして学校運営に関わりの深い自治会や郷土文化保存会の関係者、民生委員などが招かれて行われました。地御前の地域文化や歴史、地御前小学校の永続への願いを込めて6年生が下級生たちに思いを伝える会としての式典になりました。

6年生が地域の宝(地域の歴史、様々な史跡、地域の方々の暖かさなど)を伝えるプレゼンテーションがありました。また6年生代表の男子が地御前への思いを体験談を交えて下級生たちに話しました。幼い頃の思い出で、とんどに参加して焼き牡蠣を渡された時に「楽しんでね」と優しく声をかけられた事を振り返り、美味しい牡蠣だけでなく、昔から続けられて来た行事やお祭り、人との交流、地御前での体験など、いろんなことをこれからも楽しんでねという意味だったと、感謝と感動を力強く話してくれました。

それから地御前郷土文化保存会による「春徳丸」の生演奏で、6年生や校長先生、招待者の方々で地御前盆踊りを下級生たちに披露しました。和太鼓を中心にし、児童たちに囲まれた真ん中で、私は三味線演奏で参加をしたのですが、今までの広報事業部の取材やいろんな行事、保護者との関わりを通じて顔見知りになった何人かの児童たちを輪の中に見つけると、それだけでなんとも言えない幸福感を感じ、宝物を見つけた時のようなワクワクする感覚を味わいながら三味線を弾きました。

その後、これらに対するお礼の返答として5年生以下の児童たちが「たくさんある地御前の良いところの中から3つの良いところを言います」と大きな声を合わせて発表してくれました。体の小さな低学年ほど大きな声で、逆に高学年になるに従って若干の恥ずかしさに抗いながら声を合わせて、みんなが堂々と言う地御前の良いところを聞いていると、顔がほころびっぱなしになってしまいました。隣に座っていた地御前郷土文化保存会々長の美川さんも「ちょっとうるっと来た」と言っておられました。

そして最後に全員で地御前小学校校歌を歌いました。児童たちが大声で元気に歌う校歌には、本当にこれまでにないくらいに感動しました。学校を、郷土を、友との絆を讃え、慈しむ歌をみんなで声を一つにして歌うことがこんなに素晴らしいことだとは思っていませんでした。

楽しみにしていた記念式典でしたが、期待を上回る経験ができました。

日頃のいろんな大小のアクシデント対応や、通常の授業、さまざまなカリキュラムをこなしながら、このような立派な行事までやって、子どもたちと一緒に貴重な体験をさせて下さる地御前小学校教職員の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。自治会広報事業部長:桐林 潤