令和4年 防災総合訓練
2022年(令和4年)11月13日(日)に6年ぶりに地御前地区自主防災会による防災総合訓練が、大規模災害が起きた時に避難所が開設される野坂中学校で行われた。10時に各町内会長へ携帯電話で避難所開設の連絡をして避難開始とし、実際の災害時の避難を想定した受付や待機場所の振り分けを行った。事前の予報では雨だったが、避難移動時は幸運にも雨が一時的に止んでおり、約200名が体育館に集合した。
開会行事の後、消火器使用訓練、救護体験、備蓄物資説明、仮設間仕切り組み立て、防災マップ説明の5つのブースをグループに分かれて順番に廻り、個別訓練を行った。廿日市消防団第4分団、JA広島総合病院の地域連携医療室、市役所危機管理課の皆さんの協力により、各ブースでの意義深い訓練や指導を体験した。
消火器による消火訓練では、消火剤の噴出時間は20秒から30秒程度であることや、消火剤の勢いで逆に火種が飛び散ることを避けるために近くの天井や壁に当てて間接的に消火剤を火元に吹き付けることなどを学んだ。また炎が天井まで届くほど火元が大きくなった場合は消火よりも避難を優先する必要があることも学んだ。
備蓄物資の説明では、地震などで上水が利用できなくなった場合に、給水本管から切り離して非常用貯水タンク(容量100t)として利用できる設備がキラキラ公園の地下に設置されていることを学んだ。
昨今では毎年のように日本のどこかで豪雨災害が発生していたり、地震も頻発しているが、日常生活ではまだまだ自身のこととして捉えることは乏しい。このような訓練の機会を通じて非常時の対処方法についての各自の引き出しを増やすことができたと思う。